先日(5/末)、元インデックス会長の落合正美氏とその妻の落合善美氏が東京地検特捜部に逮捕されたというニュースが報道されていましたが、本日も証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで東京地検に告発したとロイターに報道されていました。
ゲームソフト制作会社「インデックス」(経営破綻、東京都世田谷区)の粉飾決算事件で、証券取引等監視委員会は16日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、法人としてのインデックスと会長の落合正美容疑者(54)、妻で社長の善美容疑者(48)を東京地検に告発した。
インデックス(4835)といえば、もともとは携帯(ガラケー)のコンテンツビジネスからはじまって、ゲーム会社のアトラスや映画製作・配給の日活などをM&Aした勢いのある企業でしたから隔世の感がありますね。
サッカーチームまで買収したりとあまりにも手を広げ過ぎたのがその大きな理由と言われていますが、そのまんまなのでしょうね。。。
大証が取引停止の措置をとった時のことをおぼえていますが、すでに企業としては死に体になっていました。日本振興銀行案件は全部売りといわれていたこともあわせておぼえています。。。
大阪証券取引所は12日、午前9時29分にインデックス株式の売買を一時停止すると発表した。粉飾決算に関する情報の確認と周知のため。
いずれにしても、投資家に対して出資を募るのが起業家、及び経営者であるのならば、きちんとディスクローズすることが責務であります。それを謀った(粉飾した)のであれば、それはもう立派な詐欺行為です。
告発容疑は2012年8月期決算で、法人税など調整前の当期純利益が6億500万円の赤字で債務超過状態に陥っていたにもかかわらず、架空の売り上げを計上するなどして虚偽の有価証券報告書を提出した疑い。
日本の株式市場の透明性アップのためにも、これからの起業家や企業の経営者が襟を正すためにも、キッチリとけじめを取って欲しいところですね。