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影の銀行についての報道をまとめてみることで次の投資戦略を考える

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中国 影の銀行_-_Google_検索
中国のきな臭い情勢が報道されて久しい(そういうと中国だけが危ない感じだけれども、本当は世界は繋がっているから連鎖するのですが)。かれこれ一年以上は中国経済の破綻がささやかれ続けている。その核となり得る爆弾のひとつが影の銀行だと考えています。

影の銀行とは何か、何が問題なのか

影の銀行とは、シャドーバンキングとも呼ばれる、証券会社やヘッジファンド、運用会社などの金融業の中で主に理財商品などの高利回り商品を扱っている企業をさします。

理財商品 | wiki

理財商品(りざいしょうひん)とは、主に中国において取引される高利回りの資産運用商品。[1]
中国の理財商品の規模は約13兆元と見込まれ、将来デフォルトするリスクを抑えるべく、中国政府は取引の規制に乗り出している[2]。

影の銀行の規模は取り扱う理財商品だけで70兆円〜150兆円とまで言われており、日本の一般会計の規模に匹敵する大きさまで膨らんでいるのではないかと恐れられています。

伝聞形や数字のブレが大きい理由としては、影の銀行は金融当局からの厳しい監督がないため規制が緩く、中国当局もよく実態を把握しきれてないのではないかと言われているからです。わたしも今までいくつか関連する記事を書いてきましたが、こういった実態が把握できない高金利・高リスクの商品が出始めると完全なるバブルです。

<参考リンク>
中国「影の銀行」問題は解決していない。。 | 冒険者たち

投資をやるなら中国の実態を知ることは必須、しかしそれは難しい | 冒険者たち

本当に理財商品関連デフォルト回避でリスクオンになったのか | 投資ハック(investment hack)

中国のシャドーバンキング関連のニュースまとめ

バブルを破裂させることなくうまく萎ませることができるかは中国当局の腕にかかっています。今回は、ここしばらくの影の銀行関連のニュースをまとめることで、その状況を把握していきたいと思います。

世界株安、ウクライナ懸念受け:識者はこうみる | Reuters

経済が悪い中で、中国がシャドーバンキング(影の銀行)の監視強化にとどまらず、デフォルト容認姿勢まで打ち出したこともリスク要因だ。今後、当局が過剰な債務をどのようにハンドリングするのか、不透明感が残る。

デフォルト容認姿勢は長期でみると正しい判断ですが、短気でみればリスクオフ要因ですね。

中国減速におびえる日本株、人民元変動幅拡大は円高要因の声 | Reuters

景気減速は、現在、中国が進めている構造改革に伴う「痛み」とも言える。あくまで政府の「コントロール」下に置かれた景気減速であり、成長率が政府目標を下回りそうになれば、景気対策を打つとの安心感もある。ただ、景気減速がコントロール不可能におちいる可能性もゼロではない。シャドーバンキング(影の銀行)などを締め付ける政策は、信用収縮を起こす可能性があるためだ。個人が資金を回収し始めれば、それを止めるのは容易ではない。

この問題はまさに今、直面している危機ですね。信用収縮→個人資金の回収→景気減速という負の連鎖が起こり得ます。過度な引き締めは危険だと想定される所以です。

物価2%目標に再検討の余地、追加緩和は安定損ねるリスク=日銀委員 | Reuters

中国経済は固定資産投資に陰りが見られているほか、シャドーバンキング(影の銀行)問題の帰すう次第では「同国経済の追加的な下振れ要因となる可能性がある」と語った。

日銀の木内登英審議委員が3月19日に滋賀県金融経済懇談会で述べた弁です。日銀が掲げている2%の物価安定目標について、将来的にはその水準を再検討する余地もあるとの考えを示した時の談話ですね。いろいろなコトを含めて興味深い話です。

長期金利は下期最低更新も、ウクライナ・中国リスクで安全資産買い=来週の円債市場 | Reuters

中国経済先行きへの懸念が強まる中で、中国における「影の銀行(シャドーバンキング)」の理財商品や企業の社債債務不履行(デフォルト)への懸念が根強いこともリスクオフを強めそうだ。中国債券市場では、上海の太陽光パネルメーカーが3月7日に予定していた社債利払いができずに初のデフォルトが発生したのをきっかけに、デフォルトに関する話題は尽きない。また、理財商品も今月末にかけて期日を迎えるという。

これから先は月半ばから月末にかけて何度も何度も理財商品の期日の話題が取り上げられることでしょう。もちろん、ほとんどが後付けの市況説明や市場予測に過ぎませんが、そのうちいくつかは本当の大問題として示現することが考えられます。

グッチはこう思う
影の銀行(シャドーバンク、シャドーバンキング)については、なかなか全容が掴めませんし、またそれに対する理解も深まりません。それだけ実態がわかっていないということなのでしょう。

ただ、理解はできないまでもよくわかる話でもあります。これまで世界経済、そして日本経済も通ってきた道だからです。積極的に勉強していって果敢に立ち向かっていきたいと考えています。

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