子どもたちに資産を残すための投資ポートフォリオを考えてみた

投資についての本やサイトを読むと、だいたいにおいて最初に書かれているのが「卵はひとつのカゴに盛るな」や「分散投資とポートフォリオ」といった考え方だと思います。それらはある一面においては正しいということを、わたしもこれまでの投資経験で思い知っています。

しかし、次のような視点で自分の資産運用を考えてみたことはないなと思い至り、今回は「自分の次世代である子どもたちに資産を残す」=「できるだけ安全に」という観点から投資ポートフォリを考えてみたいと思います。

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巷間でよく言われている財産を三分割する手法を考えてみると

例として100万円の流動資産があるとして、それらを三分割してみましょう。

流動資産の40%を現金預金とします。 うち、すぐに使えるお金として10万円は手元(タンス預金)に置いておきます。災害時などには、現金があった方がいいかもしれませんからね。残りの30万円を定期預金で運用することにします。

流動資産の30%を株式投資とします。 国内・国外比率は問わないとしたいところですが、ここでは国内100%でいきます。為替変動リスクを考慮するのが面倒だというのが大きな理由です。上にも書いたような投資についての本やサイトでは外国株をオススメするケースは非常に多いですけどね。

残りの30%を外貨投資とします。 ここが積極運用の枠となりますね。メインははじめ易いFXでしょうか。

それぞれのリターン期待値を想定すると、どうにもならない実態が見えてくる

外貨投資の30%部分がよく見積もって10%成長すれば、全体の3%増えるということです。 株式投資の30%部分を5%成長させるのは大変ですが、達成できたとすれば全体の1.5%増要因となりますね。残りの40%である現金預金(定期預金)部分は考えなくてもいいくらいの成長。イマドキの定期預金金利はよくて0.2%程度ですから。

整理するとこんな感じですね。

種別 金額 利回り 増加分
現金(タンス)預金 10万円 0% 0円
現金(定期)預金 30万円 0.2% 600円
株式投資 30万円 5% 15,000円
外貨投資 30万円 10% 30,000円

100万円を分散投資すると一年後に戻ってくるのは104.5万円くらいになるわけですから、これだとかなり厳しいということがわかるかと思います。「これを20年くらい積み重ねていけば・・・」などとFPの方はおっしゃいますが、なかなか夢がない数字になっていますね。

タネ銭が少ないうちは分散投資など考えなくてもいいのか

だからと言って、「100万円全てを外貨投資にまわせば10%成長なので10万円増になる」というほど世の中甘くはありません。リターンが大きいものはリスクも大きいものです。下手をするとというか、50%以上の確率で逆に10万円以上の損失を出すことがあり得るのです。そもそも世に出ている商品たちで実際に選択できるのは、「ハイリスク・ハイリターン」か「ローリスク・ローリターン」ばかりなのですから。

「ローリスク・ローリターン」の典型例としては、上にも挙げたように定期預金ですね。資産を毀損することはないのでしょうが、上記にあるようにせいぜい年率0.2%程度の利回りに甘んじなければなりません。100万円を一年間預けてその利息が2,000円ですから少し高いランチを食べたら瞬間的に無くなってしまいます。

「ハイリスク・ハイリターン」の商品例としては、石油をはじめとするコモディティ(商品先物)。最近は直接、商品先物取引をやらなくても、ファンド等を買うことで誰もが手軽に参加できる環境が整っています。ここで口を酸っぱくして言っておきたいのは、「誰もが手軽に参加できるだけ」で、「誰もが簡単に儲かるわけでは決してない」ということです。原油のブルファンドとベアファンドの値動きとチャートを見ればそれは一目瞭然かと思います。

あとがき

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

この記事を書いてみてよーくわかったのが、お金がない状態から増やしていくのは難しいということ。毎年100万円ずつ作っていくのがそもそも難しいのですから。はじめのうちは運用など考えずにコツコツと定期預金でもして、タネ銭をある程度まで膨らませた方がいいかもしれません。

今回は安全に子どもたちに資産を残すというテーマですので、年間5万円の利息を死にものぐるいで達成する労力(外貨で10%達成ってけっこう難易度高いです)を考えると、サラリーマンの方であればその労力で残業をしたり勉強をした方が間違いなくその後に活きていくことと思います。

株式投資
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