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世界は少しずつ不安定になってきているのか、G20は捗々しくないまま閉幕

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G20はIMF改革遅延に
ドル/円のレートを見ればわかるように、世界は少しずつ不安定になってきているのかもしれません。もうひとつ豪ドル/円のレートを見れば違った見方もできるのが面白いところですが(笑)

G20はIMF改革遅延に「深く失望」、ウクライナめぐるリスクを注視 | Reuters

ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は11日、米国に対し国際通貨基金(IMF)改革案を年末までに批准するよう求め、批准できなかった場合は米国抜きでIMF改革を進めるとする共同声明を採択して閉幕した。

以前からいわれていることではありますが、IMFへの出資割当額が多い割には発言力のない日本。逆にIMFへの出資割当額が少ない割には発言力のある欧州勢。そこに中国や他の新興国が入り乱れてのIMF改革。どうなることやらという感ですね(笑)

ちなみに、IMF改革については従前からずーっと叫ばれているのですが、その構造に問題があると思います。日本にある国際通貨基金のHPによると、

IMFの財源 | 国際通貨基金

IMFの融資財源の大半は、主に加盟国が払い込むクォータ(出資割当額)を原資としています。また、借り入れにより一時的にクォータ資金を補うこともできます。世界経済危機の際はこれが重要な役割を果たし、例外的な金融支援を求める加盟国のニーズにIMFは応えることができました。低所得国向けの譲許的融資及び債務救済は、別途、拠出ベースの信託基金により賄われています。

IMFは、世界の共済のような存在ですね(ものすごく乱暴な言い方ですが(笑))もちろん、ただの共済ではありません。金融支援を行う際には、徹底した財政健全化策を強います。

もちろん、IMFは未然の防止を行うことも担っています。国際通貨基金の名前のとおり主要国各国に対しても警告を与えます。

IMF、報告書で性急な歳出削減を警告 財政健全化への具体策は示さず | Reuters

国際通貨基金(IMF)は17日に公表した世界的な金融危機から得られた教訓をまとめた報告書で、財政健全化を目指す国は性急に歳出を削減するべきではないが、自国の国債に対する投資家信頼感も考慮する必要があるとの見解を示した。ただ、各国政府がどのように財政健全化を進めるべきか具体的な対策は示さなかった。

うえにもあるように、ただ、各国政府がどのように財政健全化を進めるべきか具体的な対策は示せないのです。当り前の話ですね。各国毎に事情が異なれば、それぞれに処方せんは異なる訳です。特効薬が効くかどうかもわかりません。

では、IMFが必要ないかというと、お隣の韓国などはIMFに資金を注入してもらい復活できたという実績もあります。(どうやらまたかなり危ないようですが(苦笑))

財政が破綻した国をひとつもしくはふたつの国が助けようとしても大変な話です。それをみんなで面倒みようというスキームですね。

特に今の日本と韓国の関係では、韓国が傾いたとしても日本が引き受けようという気運にはなりにくいと思います。こういった機構の存在は必要なのだと思います。

グッチはこう思う
IMFの話が長くなりましたが(笑)、わたしはウクライナ問題の方が大きいと考えています。くすぶっている状況でもなぜか円安が続いていました。

ここからどう動くのかを読むのは更に難しいと思います。素直にいくなら円高に賭けるか。アマノジャクに円安にさらにオンするか。面白いところです。

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